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本来なら20歳の秋に始めるべきだった月に20冊は本を読むという行動を23年半後の今、やっと始めた
その23年半の間、僕はまず幕末の英雄たちにこだわった
坂本竜馬、土方歳三のような王道英雄から河井継之助、村田蔵六といったマニアック英雄の入り口となる人たちにも関心を持った
坂本竜馬を信仰していた当時の僕が最も関心を持った逸話は竜馬の恋人・おりょうが全裸で捕り方の襲撃を竜馬に知らせた話である
実はおりょうは全裸ではなく着物をまとっていたという説もあり、ここ20年ほどのテレビ時代劇では全裸のおりょうは登場していない
これはテレビが規制時代に入ったからなのは間違いなく若き日の僕はガッカリし続けていた
しかし歴史研究家の菊地明によれば状況から判断して、おりょうが全裸だったのは間違いないとしている
さらに、おりょうとともに入浴していた殿井力という14歳の娘がいたと知り2人の全裸入浴を思い浮かべて楽しんだものだった
竜馬がキリシタンの力を利用して幕府を倒そうとした話にも関心を持った
徳川家光によるキリシタン虐殺の歴史には子どもの時から怒りを感じており、我らが英雄・坂本竜馬が正義を示してくれるように思えた
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