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岡本太郎は6歳にして学校の教師の強権的な指導に反発した
そして通学の際はどうしても学校へ行きたくなく、のろのろと歩いた
その時の太郎の最高の友達は青空に輝く太陽だった
太郎はいつまでも太陽と対話していた
そして太陽の光を感じとっているうちに色彩感覚がとぎすまされた
太郎の有名な言葉「芸術は爆発だ」の原点は太陽光線を浴びることにあったとも思われる
子ども時代のぼくにとっても太陽とは現在めざしている「ヒーローは爆発だ」を追求することの原点のひとつだった
ウルトラマンの本に「太陽光線の中にわずかに含まれるディファレーター光線はウルトラマンをただの人間から超人に変化させた。地球人もこの光線を大量に浴びればウルトラマンになれる可能性がある」と書いてあるのを信じた子どものぼくは真っ黒に日焼けするまで陽の光を浴びていた
ウルトラマンにはなれなかったが、あの日の太陽光線は僕の心にヒーローを夢見る心を誕生させた
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