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あとがき
皆様、いかがだったでしょうか。
この物語は高校一年生の時に書いた作品です。楽しんでいただけたでしょうか?
さて、本作には元ネタがあります。
たまたまコンビニに立ち寄った際、『GS美神 極楽大作戦』の単行本があり、何気なく立ち読みしたところ、そこに「ドリアン・グレイの絵具」というエピソードがありました。そして作品内で本作同様、描かれた人物が不老不死になったように見えて、実は絵の中の人物と現実の人物が入れ替わった、入れ替えるアイテムとして登場していたのです。
これを読んですぐに本作の構想が浮かびました。「俺だったらこうする(こういう話にする)」と。
そして当時在籍していた文芸部(部員は自分だけ)にて執筆、発表しました。そして何を思ったのか、そのまま「近々高校生の文芸コンクールがあるから、それに出品しよう!」と、顧問以外の反対を押し切り、本作の応募を決意。発送しました。
しかし、予め応募原稿を二部コピーし、用意するように、という規約に出品した後で気づき…「しまった、コピーするの忘れた」と我に返った時には全てが遅く…
結果、顧問と担任と親以外に知られることなく、日の目を見ないまま忘れ去られてしまいました。
それから早、十八年。昨日、何故かはわかりませんが本作の事が頭をかすめ、
「まだあのデータ残ってるかな?」
「今、あの作品を世に出したら数字取れるのかな?ってか、どういう反応、感想が返ってくるのかな?」
と、気になりました。
そして本日帰宅後、PCを開け、調べてみたらドキュメントに本作のデータが。
こうして上記の思いに駆られるまま、投稿したのです。
改めて読み返すと今以上に拙く、しかも明らかに好きな作家の表現の影響を受けすぎ、かつ、ジャンルが不明瞭な作品です。
おまけに当時も言われたのですが、担任と顧問からは「独特すぎて何とも…」と。
読んだ母からは「気持ち悪い」と。
どうにも人を選ぶ作品に仕上がっていました。
恐らくはここまで読んでくれた方にとっても好き嫌いが激しい作品、感想を抱く事になったでしょう。
「好きだ」と言ってくれる方、本当にありがとう御座います。
「嫌い」「気持ち悪い」と言ってくれる方、なんか…申し訳ありません。
それでもここまで投げ出さずに読んでくれた方々に改めて感謝したい。
「ありがとう御座います」
そしてこの作品にも改めて言いたい。
「今度はちゃんと日の目をみたよ、発表したよ」
と。
改めていかがだったでしょうか?
独特のよしけんワールド。
『源頼光-RE;birth-』とは違う物語を楽しんでいただけたでしょうか?
この物語が少しでも楽しめたという方がいましたら心の底から嬉しいです。
そして、良ければ『源頼光-RE;birth-』以上にこの作品の感想をいただけたら本当に嬉しいです。なにせ、感想が3人しかいないし、どう反応するか気になって投稿したので…
なので、どうか宜しくお願いします。
そして、重ね重ね、ここまで読んでくれて本当にありがとう御座いました。
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