カタオモイ

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午後の授業に集中できなくなりふと教室をぼーっと眺めているとふと佐々木が目に止まった 佐々木は、斜め前の席の橘(タチバナ)を見ていた ああ、そっか佐々木は橘ことが好きなんだ。 そう思った 俺は別に悲しくなったり嫉妬したりはしなかった だって多分、俺は佐々木のことが好きではないから 次の日も佐々木は屋上にやって来た 佐々木「ねぇ高津くん!」    「私、昨日の夜、高津くんが歌ってた曲が気になって調べて聴いたんだ!」    「とってもいい曲だった‼︎」    「私が好きなとこの歌詞はね…」        「生まれ変わったとしても出会い方が最悪でも」    「また僕は君に恋するんだ」    「僕の心は君にいつも片想い好きだよ」        「ってとこ!」    「なんかとっても切ない気持ちになるけど一途なんだなっていうのが伝わってくる‼︎」 「そうだね」
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