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「着いたわよ」
惺月さんがいた建物から数分歩き。
着いたのは。
惺月さんがいた建物よりも少し大きめで三階建て。
外観の色は淡い桜色。
とても上品で落ち着いた感じの色。
「それじゃあ、中に入りましょう」
きれいな建物の色だな。
そう思いながら見ていると惺月さんが笑顔でそう言った。
私は「はい」と返事をして私と惺月さんと那覇は建物の中に入っていく。
最初に見えたのはロビーのような広い空間。
そこには観葉植物や花がたくさん飾られていて癒しの空間になっている。
「彩珠ちゃんは高校一年生だから一階の部屋になるわ。
高校二年生は二階、高校三年生は三階になるの」
惺月さんはそう言って一階の廊下に入っていく。
那覇も惺月さんに続き、私も惺月さんと那覇に続いた。
一階の廊下にも少しだけ植物や花が飾られている。
やっぱり、いいな。
植物や花って。
「ここよ」
そう思っていると。
惺月さんが部屋のドアの前で足を止めた。
那覇も足を止め、私も二人に続くように足を止める。
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