第一章・・・心が呼吸できる世界 (第一節・・・不思議な光)

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 * * *  ……あ……。  受信……。  昼になり。  立て続けに鳴る受信音にハッとした。  バッグからスマートフォンを取り出しメッセージを確認する。  …………。  メッセージを送ってきた相手は。  今、クラスで私が一緒に行動をしている四人の女子生徒たち。  ……一応、私の友達(?)。  昼の休憩になり、四人はメッセージを送ってくれたのだろう。  メンバーは。  真碧(まみ)さん。  加織(かおり)さん。  桃萌(ともえ)さん。  純菜(じゅんな)さん。  四人ともほぼ同じ内容のメッセージ。 【彩珠(あじゅ)さん、大丈夫?  熱があるの?  無理しないでね。  お大事に】  というような感じ。  四人からメッセージが送られてきて。  正直なところ……複雑な気持ちになった。  本当は仲良くないのに。  無理してメッセージなんか送ってきて。  そう思うと。  胸の中がざわざわした。  今は。  あの四人とも関わりたくない。  それが正直な気持ちだった。
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