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翌日は準備万端で出社したおかげか、「今日はどうだ? 無理するなよ。辛かったら俺に言え」なんて、わざわざ私の席までやって来て言う上司のおかげか、気分的に昨日よりずっとマシな気がした。
それを見ていないようで見ている川村君の視線は痛かったが。
昼休みのチャイムと共に給湯室へやって来た私は、持参した粉末状のスープをカップに入れてお湯を注いだところで、低い声に呼びかけられ振り向いた。
「ひなた、大丈夫か?」
「あ、はい、大丈夫です」
「そうか。俺も下で買って来る。何か欲しいものは?」
「いえ、特には」
階下のコンビにへ行ってしまった恭介さんを待ちながら、もう淹れてしまったスープをかき混ぜつつゆっくり飲んだ。
お腹の中が温まってきて、痛みも気分も楽になるように感じる。
どうやら英子さんは来てくれないようだが、気を利かせてのことなんだろう。
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