発達障がいでも、仕事は出来る

5.就労移行卒業から仕事開始まで（１）

　就労移行を卒業し、翌月から仕事が始まった。のは、良かったんだが、一緒に仕事が決まった人が問題だった。
　知的障がいなのか、こっちが言ってることが通じない。仕事中、何度も靴を踏んでくる。

　注意しても、直らない。相手側の支援の人に言ってもらっても変わらなかった。
　靴くらいだから、とりあえず、気にしないことにしたが、やはり、気になってしまう。

　数日後、本採用となり、正式に仕事することになった。
　その人と一緒に仕事が出来るか不安だったが、はじめは気にしないことにしたが、しばらく経って問題が起こる。

　なかなか仕事が出来ないので、注意をしていたが、改善が見られない。
　支援の人に相談したが、「気にしない方がいい」とのこと。言われた通り、気にしないようにして仕事をしていたが、またしばらく経って気になってきた。

　こっちの調子が狂うので、ついつい注意をしてしまう。それがいけなかった。余計に状況を悪くしてしまった。
　支援の人に相談したが、「気にしないほうがいい」と変わらず。しかし、ここまで来たら、もとには戻せなかった。

　それから、その人に注意する日が続き、その人に注意したことで店長に呼び出され、注意を受けた。
　しばらくの間我慢していたが、気になってしまって注意をしてしまう。そして、また店長に呼び出され、注意を受けた。今度は厳重注意だ。