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ウェディングドレス……を、選ぶ？
どこで？どうやって？
それ、私も一緒でいいの？
未知の世界ゆえどういうことかわからず固まる私。
海ちゃんはちょっと困ったように笑い、小首を傾げた。
｢……実はね、結婚式のドレスはレンタルするつもりなんだけど……。先週サロンでいくつか候補を出してて、明後日の日曜に正式に決めるつもりなの｣
｢う、うん……｣
そ、そうか。
ウェディングドレスを借りるためのサロンなんてあるのか。
というか、サロンってなに？
頭の中には美容室が浮かんでいるけど、多分全然違うものだろう。
｢それで色々と意見を聞きたいから、桜ちゃんにも来てもらえないかな……って。晴香お姉ちゃんにも来てほしくて聞いたんだけど、お姉ちゃん用事あるらしくて｣
｢あ、うん。お母さん、PTAで夏祭り見回りの打ち合わせがあるって言ってたから……。
それより、そういうのって親戚が行ってもいいの？｣
何しろイメージがあまり出来てないので、普通がよくわからない。
普通、姪も行くものなのだろうか。
｢……うん。旦那さんと二人で決める人もいるけど、両親や女友達に来てもらって決める人も多いんだって。
……私もね、晴香お姉ちゃんがウェディングドレス選ぶとき、一緒に見せてもらったの……｣
｢お母さんの……｣
｢……だから私も自分のときは、晴香お姉ちゃんや桜ちゃんに来てもらいたいって思ってて……。急で悪いなって思うんだけど……どうかな？｣
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