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ルドルフはそんな彼の姿勢を尊敬していたし、よく剣の訓練にも付き合っていた。
そのチェッカーが、海で死んだ。カナヅチの彼が、だ。
ソード、ハーツ、チェッカー…3人同時の葬式を終えた後、狩人のドミノが言った。
『誰かが俺達を殺そうとしている』
それを聞いた仲間達は口々に言う。
『誰かって…誰に?』
『わからない。だが間違いなく何かがある』
『6人が死んだのは…偶然じゃないって言いたいのか?』
『だって、おかしいだろう。最初のマカラが死んで3ヶ月もしないうちに……3ヶ…月も…』
言っている途中で、ドミノは涙を流した。
『──ドミノ、もういい。それ以上は』
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