狂気の果て

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『心臓があったんだ!彼らは、を持っていたんだ!言葉通りの意味だ。心臓に近寄る魔物はたちまち絶叫を上げ、光に包まれ、塵も残らず消滅する!12体全てが同じ力を持っていたんだ!…彼らは英雄と称えられ、彼らを奉るために遺跡を11も建造した。──だが、どんなに英雄であれ、彼らも生物だ。遅かれ早かれ死んでいく。最後の心臓が死ぬ時──彼を管理していた神官は、声を聞いた。まるで、頭に直接響いて来るような声だった。 "今から5000年後、我々は生まれ変わる。その時は、人の形を為して。"  心臓そのものの声に思えたと、神官はそう語った』
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