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『選りすぐりの精鋭達を集めた騎士団に所属して、魔物達と戦ってほしい』
アドルフはそう言ったのだ。
当時、王国は領土内の洞窟や森・海から、更には国外からの魔物の襲撃に苦しめられていた。魔物については未だに謎も多く、研究段階でもほんの一握りのことしかわかっていないらしい。
『ルドルフ。お前の剣を、人を守るために使ってみないか。お前には、他にはない特別な力があると思うんだ』
ルドルフは、悪い気はしなかった。実際、疑問に思ってもいたのだ。剣術を極めた先、何をすれば良いのか?と。
親友であるアドルフが言うのであれば、それに従おう。人を守るために、剣術を極めるのだ。
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