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アドルフはコツコツと歩き始める。彼は玉座の前に立つ。そして、血塗れた剣を投げる。
カランカラン…
──その瞬間にアドルフは、踊り狂うように叫び始めた。
『違うッ!違うッ!生温いんだよッ!魔物はッ!殲滅してこそなのにッ!父上はッ!どうしてッ!魔物は数え切れないほど湧いて来るッ!それをひたすらひたすらひたすらひたすら殺し続けるッ!?駄目なんだよッ!!民が救われるためにはッ!母上の仇を討つためにはッ!魔物をこの国から消し去らなければ駄目なんだッッ!!』
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