私という人間

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私という人間

私は寂しがり屋な少女だったと思う。 体も弱く、よく高熱を出し、帰宅後の両親に毛布にくるまれ、夜間病院に担ぎ込まれた。 41度なんて平気で超えた熱を出し、祖母はうろたえていた。 両親は慣れたもので、職場を早退すらしてくれなかった。 当時も今も、両親は大好きだし、恨んでもいない。 そりゃ、あれだけしょっちゅう高熱を出していたら、あの時代は母親でも早退ばかりはしていられなかったと思う。
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