第1章 空からのおくりもの

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* 放課後、霞と空を撮りに海へ来た。 霞は昨日拾ったネックレスを抱えるように 手で握っていた。 ネックレスを見る霞の瞳はとても綺麗で、 いつも以上に嬉しそうに見えた。 そして彼女が黄昏色の空に ネックレスを翳した。 その時、ネックレスについてる石に 黄昏色(たそがれいろ)が加わった。 俺も彼女も驚きが隠せなかった。 でももう2人とも高校生だ。 時間はかかったが理解した。 このネックレスは、 普通のネックレスではないことに。 2人はしばらくこれを どこかにしまおうと思い、 タイムカプセルを埋めるように 箱ごと砂浜に埋めた。
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