第2章 双子の石

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理解が追い付かなかった。 唯一わかったのはこの双子が只者ではなく、 このネックレスと関係があるということくらいだ。 「お前たちはいったい何者なんだ?」 こう聞くしかなかった。 双子は黙ったままだった。 しばらくして晴伽が口を開いた。 「私たちを繋ぐ道標は、太陽と月にある。」 続いて夜葉も言った。 「その石に隠されし意味を解けた時、 私たちは姿を見合うこととなる。」 何を言ってるのかわからなかった。 この双子は俺たちの持ってるこの石に 何か意味があると言いたいのか。 考えても次々と疑問が生まれるばかり。 霞も混乱してるみたいだ。 仕方ない。明日また話を聞こうと思い、 「霞、帰るぞ。」俺は言った。 「う、うん。」 そして俺のとこに走ってきた。
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