1人が本棚に入れています
本棚に追加
/25ページ
理解が追い付かなかった。
唯一わかったのはこの双子が只者ではなく、
このネックレスと関係があるということくらいだ。
「お前たちはいったい何者なんだ?」
こう聞くしかなかった。
双子は黙ったままだった。
しばらくして晴伽が口を開いた。
「私たちを繋ぐ道標は、太陽と月にある。」
続いて夜葉も言った。
「その石に隠されし意味を解けた時、
私たちは姿を見合うこととなる。」
何を言ってるのかわからなかった。
この双子は俺たちの持ってるこの石に
何か意味があると言いたいのか。
考えても次々と疑問が生まれるばかり。
霞も混乱してるみたいだ。
仕方ない。明日また話を聞こうと思い、
「霞、帰るぞ。」俺は言った。
「う、うん。」
そして俺のとこに走ってきた。
最初のコメントを投稿しよう!