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「お主の魔力が美味くて、調子に乗った。もうあそこまでのことはしないから安心するがいい。ああ、お主があの先を望むなら喜んでいただくが」
「も、もう……!」
赤い舌をぺろりと出して私を誘うセイル様は、やっぱり悪魔です。
私は急いでベッドに潜り込み、布団の中で丸くなって寝てしまうことにしました。
小さくセイル様の笑い声が聞こえますが、気にしません。
初めてと言っていたくせに、とても手慣れていらっしゃるではありませんか。
少し悔しいです。
次の魔力供給の時は、絶対理性を手放したりしませんから!
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