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第1章 唄の始まり
初めて出会ったあの日。
僕は唄夏から音楽に対しての強い何かを感じた。才能とはまた違う何かを。
「僕と一緒に歌をやらないか?」
「歌?私に歌をやる資格はないの。ごめん。」
「歌をやる資格がない人なんていないよ。
僕は君に強い何かを感じたんだ。僕と一緒に歌をやってくれ。」
「よくわかんないけどいいよ。私歌好きだし夢だったから。」
「嬉しい。ありがとう。僕は響(おと)。よろしく。」
「私は唄夏(うたか)。こちらこそよろしくね。」
これが僕と唄夏の運命的な出会い。
運命って何かわかんないけど、この出会いには何か意味があるのだろう。
そして、ここから僕らの音楽は始まった。
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