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そういう友達
信彦と未花は未花の浮気で別れていたが、なにかと未花は信彦に連絡をとり相談をしていた。
何事も断れない信彦は結局は未花に振り回され続けていた。
信彦は未花から仙太郎について相談され、その内容は付き合う前から仙太郎はEDだと聞かされていたが、それでもいいと言って付き合った。
付き合ってしまえばなんとかなると思ったが、EDが治ることはなく気持ちは仙太郎を求めているが、身体の疼きはどうしていいかわからないと言って信彦のモノを手で握ると「コレをちょっと貸してくれればいいから」と言われ今でも“貸している”
結局、一葉と付き合うようになった今でも、信彦は未花とはセックスフレンドとして付き合っている。
一葉のことを本当に好きで何度も未花との“友達”関係を終わりにしたいと思っても、結局は押し切られるかたちで関係を持ってしまって、その後は自己嫌悪に陥っていた。
だから今回は一葉にも同席してもらい未花にはおいおい一葉が恋人であると説明しようと思っていたが、一葉が思いもよらずかたくなになってしまった。
一葉と別れたくないし、仙太郎という人物がEDであることを除けば自分など比べものにならないくらいのハイスペックな人間だとわかる。
だから、未花との“友達”関係はスッパリとやめようと心に決めた。
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