チビの弟を持つと損な訳で

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 「きゃあきゃあー♡(≧∇≦)/♡♡~|(≧∇≦)/」 一段と女子の声が上がって、俺は木を台に一足飛びで 学校の塀の上に飛び移った。 正門突破なんて馬鹿な真似はしないのよ。 それこそ、もみ合い混戦。 ハニー達にケガさせられないでしょうが。 光と違い、俺は塀まで飛び上がれる。 塀の上に立ち言った。 「はーい!ハニーちゃん達、またねー(^_-)-☆」 ***  はい。 俺の必殺のウインクはハニーちゃんたちを硬直させた。 その隙に俺は逃げる。 ハニーちゃん達もすぐ追えばいいのに、悩殺されてんだな。 我ながら、男の色香とは恐ろしい。 色っぽいのはきっと、祖父の血だ。 ゴメンねー 今年は俺の勝ち。 ***  そういえば晃や光は、うまく逃げたかな? ふと、そう思った。
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