黒ダイヤ、地底からの叫び、ガスと炎に襲われた炭鉱夫たちの命。

日本の高度経済成長を支えた石炭。未曽有の事故が炭鉱夫たちを襲う。彼らは待った、必ず助けが来ると信じ。

上郷 葵

25分 (14,629文字)
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あらすじ

 敗戦後の日本の復興と高度経済成長には、エネルギー源として石炭が欠かせないものであった。  かつての日本には多くの炭鉱が存在し、建ち並ぶ炭鉱住宅には、炭鉱夫とその家族が暮らしていた。  しかし、ガス突

感想・レビュー 2

手に汗握る緊張感

手に汗握る展開に、ハラハラしっぱなしでした。 父は息子のために東京に行かないことを選んだはずなのに、最終的に、母親は息子を連れて東京へ行かざるを得なくなる。それなら、もともと一家揃って東京に行っていれ
ネタバレあり
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面白かったです。

作者様ってもしかして昔、炭鉱夫でしたか?と問いたくなるような真に迫る描写が多々あり、物語の世界に没頭してしまいました。小説を読んで泣いたのは本当に久しぶりでした。特に「お命を頂戴したい」というセリフは
ネタバレあり
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