110人が本棚に入れています
本棚に追加
おもひで
┈┈┈┈家に帰ってくると、少しの時間の不在だったにも関わらず華子はほっとした。小夜にはお菓子とジュースをあげて、客間でお絵描きするように促したのだった。
小夜は、恭太がずっと傍にいてなんとか今日は笑顔を見せてくれていた。
┈┈┈「これで、開けてみてください」
華子は、ペンチを渡す。
恭太は受け取ると、いとも簡単に箱を開けてしまった。そしてそこには1枚の写真が1番上にあった。
┈┈┈┈京都に行った時、あの外国人客に撮ってもらった華子と彰男の笑顔の写真だった。
やはり、ないと思っていたのは鉄男が持っていたのか……
「この笑顔、いいですね」
「そう、そうなのよ! 彰男さんの最高の笑顔なの! 」
懐かしい。
京都旅行では忘れられない数々の思い出がある。
そしてさらに見てみると、古びたノートと何通もの手紙が出てきたのだった。
2人は座り込みそれを読んだのだ┈┈┈┈┈
最初のコメントを投稿しよう!