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部屋
「ごめんなさい、こんな荒れた家で」
白い蝶々を私が蝶々を保管する部屋に連れて閉じ込めた。
蝶々は自由に飛び回っていて、とても元気
…
わたしの家には他にも蝶々がいる。
青い蝶々、黄色い蝶々、黒い蝶々と、3匹。
みんなわたしが捕まえたの!蝶々はみんなわたしに優しいんだ♪
でも家に来た頃よりも元気がなくなって来ている。
蝶々といっぱい遊んではいるだけど、長く経つとみんなわたしに飽きちゃって、パタパタと飛ばなくなって来ている。
蝶々の元気が完全になくなったら、蝶々の羽を切ってそれで生計を立てるの。
蝶々の羽はとても使える。食料も困らないし、蝶々の羽をあの男に売ればお金が沢山入る
…
それに、コレクションも増える。
蝶々の羽はみんな違って素敵!羽の大きさ、長さ、模様も違って美しい。
でも、蝶々の羽を集める事をみんな忌み嫌っている。
何故かしら…蝶々の羽はこんなにいい事をもたらしてくれるというのに。
それにしても白い蝶々さん、まだまだ元気。
他の蝶々は全く動かずに、ただこちらを見ている。許しを求めているかのように。
あなた達はわたしの大事な蝶々だから、外に行っちゃ駄目だよ?
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