第二章 鈍感

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第二章 鈍感

「なんでそんな鈍感なのっ?悲しいんですけど!」 「鈍感じゃありませんっ!」 「鈍感ぢゃん!٩(๑`^´๑)۶プンスカ!」 いや、待て待て。怒られてるのに可愛いとか想ってニヤついた。 「何でニヤニヤしてるんですか?酷い!۹(◦`H´◦)۶プンスカ!」 「あ、ごめん・・・なさい。」 以前からアノヒトは僕に鈍感だと何度も言っていた。悲しそうな顔で。わからないのではなく、わからないフリしてるんだ僕は。だから理由は告げず言い返して軽く喧嘩になった。でも、もう今はそんな可愛い喧嘩すら出来なくなってしまった。
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