エンジン

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一旦、メリエロの研究所を後にする。 この日は飛行ユニットの修理の手がかりが わかっただけでも収穫はあった。 いくら近未来の都市といっても 宇宙仕様の兵器を直せるのは一握りの施設だけだ。 ……俺が雇われ兵士だった頃にいた あの施設は確か兵器の開発をしていたような…。 「イオニル、  …イオニル? 黙って考えている貴方は なんだかまるで別人のようだぞ?」 サドナちゃんが戸惑いがちに、 不思議そうに呼びかけていた。 「すまんすまん、そんなことはないって。 たぶんちらっとバグったんだろ。」 「そ、それならいいが。 もしかして今夜の献立でも考えていたのか?」 「そうさ、今夜は塩焼きそばな。」 「なん…だと…!?」 陽気に笑ってしまう、 サドナちゃんは面白い反応をするね。 さてと、家に帰ったらお料理お料理〜。
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