エンジン

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発電所から出た先の荒野のフィールドで ガラクタじゃないロボットを探す、捜す、サガス。 遠くに見える物体が一つ、 暴走しているロボットが標的を捉えたようで 猛スピードでこちらに向かって襲いかかって来る。 あ! いた! いたーッ! しかも装甲のあれカーボンだ、間違いねぇ! 飛んで火に入る夏の虫〜!と言わんばかりに サドナちゃんと二人がかりでぶっ壊しを開始!! 敵の振り回すロボットアームを回避していき、 スタンロッドで脆そうな関節めがけて 高電圧電流を流し込む。 電流で回路が焼かれたのか よろめいて動きが鈍くなり、煙を上げている。 その隙を突いてサドナちゃんが持つ銃器、 アサルトライフルの弾丸を浴びせてから 飛び蹴りをくらわせていく。 威力は機械という重い物質を吹き飛ばして 岩石に叩きつけて損傷させていた。 暴走していたロボットは、 メインコンピューターが潰れたのか 機能停止して全く動かなくなった。 カーボンを入手。 そんなことあるわけないなんて思ったけど …そんなことあったな。 やったー、これでエンジンは揃ったな。 敵が雑魚だったのもあるが サドナちゃんの銃撃と物理攻撃で楽ちんだったね。 ついでにこのロボット、 古い部品がふんだんにあしらわれててレトロ。 携帯端末で調べると年代物で 珍しいのかその他の素材も高く売れる。 この世界では暴走ロボットを倒すと 感謝の意を表した賞金も貰えたりするぞ。 ホックホクでこれには 流石の俺でも、にこやかな笑顔。 その顔を見てサドナちゃんもほほえむ。 ガラクタを引きづりながら飛空挺直行便に 乗り込もうとするとSTOP、重量オーバー。 飛空挺には多くの客が乗っているのもあり 重量が重すぎると飛び立てない。 カーボンの素材自体は軽いと感じたが 中身の金属部品が重過ぎた。 仕方なく徒歩で帰る。 自宅に着く頃には夜中になってしまっていた。 …飛空挺だと速くて燃料代がかからないけど 今度からケチらずにコンテナ車にするわ。
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