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損傷率が65%…。結構、削られてしまった。
片腕と片足、腹部のパーツを損傷、結構辛い…。
まだ飛行ユニットが来ない。
急に出せって言われても出せないのは仕方ない。
…! 何か来る! 飛行物体が接近中。
私に搭載された索敵レーダーが何かを捕らえた。
ドローンだ、何か運んでいるみたいだが……。
ヒュー… ン、 ドサッ、カンカラカン…。
良く見れば…、私を倒したサイボーグ、
シオン・ローツェマスだ。
これでもかというくらいにボロボロで、
全体的に激しく損傷している。
手紙がある、イオニルからだ。
〈 サドナちゃんへ
Hello、サドナちゃんをボコボコにした
シオンとかいうサイボーグは
俺がみっちりとおしおきしといたからもう安心だ。
やり過ぎたみたいだから
コイツをメリエロに預けて直してやってくれ。
直せばレモネー銅を沢山くれるってよ。
追伸
なんかテレパシー感じたから
今から急いでそちらへと向かうわ。
イオニルより 〉
イ、イオニ〜ル!
やっぱり頼りになる男だ。
不利になってから弱気だったが
私は勇気づけられて強気になった。
「あの、助けてもらえると嬉しいのだけれど…。」
シオンが引きつるような笑顔で言っていたので
研究所の窓にでも放り込んでおいた。
窓ガラスは けたたましく割れた!
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