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俺だ、イオニルだ。
なんか誰かのテレパシーっぽいのを感じたな。
この気は…、メリエロかな?
急いで新しい顔…、じゃなくて新しい武器を
バックパックに詰め込んで自宅を出た。
武器は手短にその辺にあった
振動で敵を斬り裂くことのできる高周波ブレード。
そこまで遠い距離でもないが
もし万が一にでも何かあったなら大変だ。
窮地へとスタイリッシュに駆けつけて
ロマンチックに敵を倒す! やるっきゃないね!
超絶に速攻で研究所に着くと
修理を受けているサドナちゃんと無事なメリエロ。
戦いの後で辺りは機械の残骸だらけだが、
言えることは一つだけ。
俺の出番は無かったわ /(^o^)\ ナンテコッタイ
ドローンで飛ばしたシオンも絶賛修理中で
どうしてか敵であるザムテスも
欠損したパーツ交換などで修理されていた。
ははーん、読めたぞ。
ザムテスが襲来してサドナちゃんが倒したわけか。
それでコイツは悪党で賞金が出るかもだから
死ぬかどうかの危険な状態から
応急処置で修理だけしといて
パトロールなポリスに引き渡すと。
「あら、おかえりなさいイオニル。
今だけ手が離せないからテーブルにある
オヤツとか飲み物とかで適当にくつろいでてね。」
メリエロは目だけ離して
手は止まらずに作業に夢中の様子だ。
お前さんは俺のお母さんか何かかー?
…そっかそっか、余計な心配だったなら良かった。
うん、たまに飲むコーラは美味いな。
※パトロールなポリス
そのまんまこの世界でいう警察。
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