ガラクタ ライフ

修理

この日の俺は仕事をしないといけなかったので
メリエロの研究所を一旦離れる。

その後ろにサドナちゃんが
ついてきて一緒に自宅まで歩く。

もう少しで直る飛行ユニットは
研究所に預けたままだ。

素材のマグニムプロテクターは
渡しておいたので明日にはシオンが持ってくる
レモネー銅でウイングの修理が可能になる。

…順調に修理が進んでいけば
いずれは飛行ユニットが直って

サドナちゃんの目的であるロボットを倒せば
そこでお別れになるのかな？

それはそれでしょうがないことなんだが、
その時はその時だな。

……俺がどうこう言えたことじゃない。
必ず始まりがあるように終わりも必ずあるもんだ。

自宅に着いてからガラクタ置き場に移動して
いつも通りにゴミをコンテナ車に詰め込んでいく。

昼飯をサクッと済ませて適度に休みながら働く。

あっという間に日は傾き
一日の仕事が終わったら晩ご飯を作り、

サドナちゃんとなんら変わりなく
談笑しながら時間が過ぎていった。

今夜は親子丼とマカロニサラダだ。

豪華な食事なんてものは用意出来ないが…、

サドナちゃんはいつでも俺が作った料理を
満足そうに全部食べ終わるのも

もう見慣れた光景だな。