修理

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アスター博士が話を進めてくれた。 「まず最初に話すのは 今回の戦いになんら関係の無い皆様方を 巻き込んでしまうことをお詫び申し上げたい。 どうか協力してもらえると助かる。 …敵は高性能アンドロイド、MMD023。 サドナよりも先に作られた 全く違う型式の戦闘タイプじゃ。 とにかく恐ろしく強くて、他のロボット達を 率いる他にも特殊能力も持っておる。 奴が暴走したことにより街が滅んだり、 数多くの被害が増えただけでなく 本部が大打撃を受けてしまい 結果的に雪崩れ込んだ増援の敵ロボット達が 襲撃を…というわけじゃ。 情報によればここから近い地域に 拠点を置いてるそうじゃからそこを攻めに行く。 サドナが発信機で位置を把握してるはずじゃ。」 「それじゃあ、アスター博士。 戦いの準備が整い次第で 作戦を進めるでいいんだよな?」 「その方向でお願いしますじゃ。 ワシも皆のサポートにまわることで 戦いの力になるのでそこは任せてくだされ。」 こうして話はまとまり 博士がサドナちゃんのデータを元に 敵の拠点までの地図を出してくれた。 ひとまず作戦を皆で立てて メリエロとアスター博士は ザムテスとシオンが存分に戦えるように 強化パーツの修理、 パーツの設計図を渡すだけで この二人なら作り出すことが可能のようだ。 あとはメリエロの研究所に届いていた サドナちゃんの新しい武装のパワーアップなど。 待機中の俺達は…どうすっかな。 元々は敵同士だったが今は違うみたいだし 何か暇つぶしでもあればいいんだが。 このメンツでいるの初めてだな。
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