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俺は今、悩んでいた。
深刻な悩みだ、死活問題に関わる。
あー…、食費が単純に二人分に増えたじゃねぇか。
というわけで、
サドナちゃんにはアルバイトという形で
俺と一緒にゴミ収集をしてもらうことになった。
ヤッホォッウ、やったね!ガラクタ集めだね!
「何をそんなに顔をニヤニヤさせているんだ?
理解に苦しむぞ…イオニル?」
サドナちゃんは若干引き気味で言葉を述べていた。
「ちょっとしたクールダウンさ。
これよりコンテナ車が停めてある現地へ向かう!」
ええい、お前もガラクタにしてやろうか?
なんては言えないので大丈夫、何も心配いらない。
俺はなんでもないよのジェスチャーをしてから
おいでおいでの手招きをした。
渋々ながらサドナちゃんは見た目に反して
素早く動き出してついて歩いてきた。
銃器や装甲が重さの半分以上を占めてそうだが
正確な詳細は不明なままである。
外に出てからは、
最初に出会ったガラクタ付近、
いつも行くゴミ捨て場に向かって歩く。
うーん、今日は良い天気だな。
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