☆冷たいあの人☆

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もう、 氷のように 冷たくなってしまったのね。 遠くで 声がした。 『おーぃ!大丈夫か!』 救助隊だ。 私とヒサユキは 冬山登山で 遭難したんだった。 私は 幻覚を見てたのか…。 救助隊が 『男性の方は、残念だが、 すでに亡くなってる』 『凍死だ。』 『女性は、まだ、息がある。ヘリを要請しろ』 私は 意識が遠のいていく中で 冷たくなった、ヒサユキとは 別れようと思っていた。 ー完ー
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