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もう、
氷のように
冷たくなってしまったのね。
遠くで
声がした。
『おーぃ!大丈夫か!』
救助隊だ。
私とヒサユキは
冬山登山で
遭難したんだった。
私は
幻覚を見てたのか…。
救助隊が
『男性の方は、残念だが、
すでに亡くなってる』
『凍死だ。』
『女性は、まだ、息がある。ヘリを要請しろ』
私は
意識が遠のいていく中で
冷たくなった、ヒサユキとは
別れようと思っていた。
ー完ー
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