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事件ファイル0 始まり~出逢い~
PM8:00
東京のとある住宅街の一室で男女が殺された
警察の捜査で解決するはずが・・・今はどうだろうか
警視庁にある通称”零係(ぜろがかり)”という部署によって封鎖されている
「森さん。彼らは何者なんですか?」
「だな・・俺も知らないんだよ。田中」
そもそもこの零係という部署には色々な”噂”があるのだ
部屋の中に祠や鳥居があったり、占いの道具らしき物や入り口のドアにはお札がはってあるなどなんとも言えない噂が多い
「えっと・・森?」
後ろから声を掛けられて後ろを振り向くと同期の小暮が居た
「久しぶりだな!小暮!お前今何処の部署なんだよ」
「久しぶり。俺?今は」
小暮は自分の腕の腕章を俺に見せながら「”零係”だよ」と言った
「お前・・」
「あ~・・その様子だと色々聞いてるみたいだな。
今回のこの現場は俺らの管轄なんだよ。」
「そうみたいだな。見た限り只の殺人現場だと思うがな・・」
(あ~・・そうだよな。只の殺人現場にしかみえないよな・・)
「それについては俺からは詳しくは言えないんだ。すまない」
小暮は申し訳なさそうにぽりぽりと指で頬をかいた
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