CPU冷却装置

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CPU冷却装置

Pちゃんは きっと カレシ就業規則という言葉に 何かヒントを得て  カップル❤就業規則アプリ みたいなものを  思索しているのではないか? ま どうでもいいや 僕は 運ばれて来た レモンスカッシュを  ひと口 飲んで  スマホを覗いていたら Pちゃんは  その レモンスカッシュを 一気に ゴクゴク飲み干した 頭を使うと お腹がすくとか 喉が渇く と  Pちゃん 前から言ってたもんな ペペロンチーノ も 野菜サラダ も Pちゃん は パクパク 食べた いちごパフェ と カプチーノ も 美味しそうに ペロリ 平らげた 僕はエスプレッソを楽しみながら Pちゃんの意識 が  こちらの世界に戻ってくるのを 静かに待った 「よし! 構想がまとまった! さあ 帰りましょう はやく 支払い済ませて・・・   今 頭の中にある構想    はやく具体的な企画に起こしたいの カップルの親密度を上げるためには 今の時代 ゲーミフィケーションを 取り入れるのも一つのアイデアだわ 夫婦だとしたら それに加えて  IoT アイ・オー・ティー つまり 家電とネットをつないだ生活環境を セットにすることで 楽しみながら 親密度も信頼度も上がっちゃう? ってか あなた やっぱり 今夜は 朝まで 返さないわ 手伝ってほしいことがあるの あなたが考えたアイデアだもの! 最後まで 責任取って協力してよね」 マジか・・・ 僕が考えたアイデア って・・・ 僕 明日 普通に朝から仕事あるのに 「明日 朝から仕事でしょ? だったら 着替え必要でしょうから 私があなたの部屋に行けばいいわね あなたの部屋で企画 起こす! あなたも自分のPCの方が 使い慣れてるでしょう?」 僕が Python【プログラミング言語】を 使えるため Pちゃんは  僕を 鬼のように酷使する 多分 朝まで 彼女の指示通り 僕は キーボードを打ちまくる そして 夜明け前 数時間 僕は ソファーで眠って  仕事に出かける Pちゃんは 僕のベッドで 夕方まで ぐっすり眠り 僕が 部屋に戻ったら  部屋の掃除もせず  ベッドの布団もメチャクチャのまま 冷蔵庫にあるものを 食い荒らし 使った食器も片付けず テーブルに並べたまま もちろん風呂や洗面所の掃除もせず その辺に長い髪の毛をたくさん落として 自分の家に帰ってるだろう いつものパターンだ そう思いながら 仕事から帰ると Pちゃんは  僕の スウェットスーツを着て 僕の PCに向かい 猛烈に 何か 打ち込んでいた 「急いで 片付けたい仕事が 溜まってるのよ だから 悪いけど しばらく ここに泊まり込んでいい? 夕食は 何でもいいわ・・ でも できれば カレーがいいかな!」 何でも よく ないじゃん・・・ 僕は 玉ねぎを切りながら 決して玉ねぎを切っているせい だけ ではなく 涙が出てきた カカオ99%星人め! 僕は ジャガイモの皮を剝きながら Pちゃんに 尋ねた 「Pちゃん いつか 結婚したい? 結婚指輪 とか ほしいと思う?」 「指輪? 指輪・・・確かに・・ 最近の指輪型デバイスは進化してる そこに目をつけるのは さすがだわ 指輪型だからこそ  最大限に性能を発揮できるアプリも あるはずよね あ・・・そうだ・・・・・・」 破天荒 破竹の勢い 天衣無縫な 僕の彼女 Pちゃんは 冷たい! 斬新なアプリ開発の 情熱に燃え 猛烈な勢いでフル稼働を続けている 彼女のCPUを 冷却させるためには この 冷たさが 重要なのだ! 冷たい彼女 に  今夜は ホットなカレー ご馳走してやるぜ!  完
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