満月の夜に

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そんなことを考えていると、視界の隅で何かが動いた。 「ん?なんだ?いま、」 遊具の近くに行ってみると、 「、、え、女の子、、?」 一人の少女がいた。 目は閉じていて、体は脱力している。 意識はないみたいだ。 「おいおいおい、嘘だろ」 動揺しながらも、とりあえず起こそうと声をかける。 「おい、大丈夫か?起きろ」 すると、目が開いた。 少し声をかけただけで起きてくれたのはありがたいが、こんなところで寝てたとなると厄介なことに巻き込まれるかもしれない。 「大丈夫か?」 完全に目が覚めたらしい少女に声をかける。 「、、あの」 起きた。確かに起きたが何も喋らない。 じっと顔を見られる。 「、、、あ、いや、何も変なことはしてないぞ!?」 何を言っているんだ俺は。 でも、何を考えているのかわからない目で見つめられてなんだか焦ってしまった。
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