3年目

25/36
27人が本棚に入れています
本棚に追加
/174ページ
「遥香さん、やっぱり何か悩んでますね?」 そう言って、携帯を覗きこんでくる。 「え、これって...」 もう誤魔化しきれなくなった私は、 蓮くんに全てを話すことにした。 全てを聞き終えた蓮くんは、 「今からそいつの家に行きましょう。」 「え?」 「いいから行きますよ!」 私は赤城くんの家への道を蓮くんに教えながら、 半ば引きずられるようにして赤城くんの家へ向かった。 (こんな強引で、少し怖い蓮くんは初めて... 一体、何をするつもりなんだろう?)
/174ページ

最初のコメントを投稿しよう!