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グッと息を呑んだ。
この人には聞かれたくなかったのになぁ、、、
再び気まずくなって下を向いた、その時トンっと頭に。
はっ?
驚いて目の前を見ると、今まででみたことがないような優しい顔。
頭に乗った手は、ゆっくりと俺を撫でた。
?エ、、ナニコレ?
何か企んでいらっしゃる?めちゃくちゃ鬼畜で有名な先輩が優しい顔して頭を撫でるだと?
恐怖。
恐る恐るじっと見つめると、クスッと笑い口を開いた
「要、君はさ、ちょっと生意気だけど仕事はしっかりとこなしている。
僕の中では、生徒会の中では一番信頼できる可愛い後輩なんだよね」
「へ?」
「だからさ、君がリコールされたなんて意味がわからない。何かがあったとしか考えられない。
大方あのクソ野郎が原因だろうとは思うけど。
何があった?」
「えっと、、あの、、
「うん」
なぜ、先輩はそれをご存知なんでしょうか?」
あの男たちもだった、昨日の今日でなぜそんなにもその話情報が出回っている?
「ああそれか、もうすぐ届くはずだよ」
「え、、?」
届くはずとは?
「まあ、その前に要にはしっかり説明してもらうけど」
「ア、ハイ」
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