118人が本棚に入れています
本棚に追加
「何も、、聞いてないです」
「マジかぁ。ごめんね、ちょっと面倒事が起こっちゃって。
オレもちゃんと伝えていけば良かった」
「あなたは何も悪くないです、、」
あのクソば会長。どーゆーことだ。連絡を伝える事もできないのかよ。
第一、生徒会長なんだからもっとしっかりして欲しい。
怒りが沸々と湧いて来た。
そもそも俺が生徒会に入る羽目になったのも、あいつのせいじゃん!
ったく
「一回死ねよ。クソが」
「え''!?」
あ、口に出た。
明らかに驚いた悠里の声が返ってくる
「えっと、、これはそのぉ、、」
「・・・・・」
なんとも言えない微妙な気まずい空気が広がった
どうしよう、どうしよう。
生徒会とかいうきっちり真面目な組織に入る羽目になった俺は、完全に元の性格を隠していた。
つまり優等生という猫をかぶっていたのだ。
これが思った以上にに周りにうけた。容姿に合っていると。
だからもう1年以上このキャラで通していた、今更元の性格なんて出せないっと思って。
なのに、なのにここまで来て盛大にやらかすなんて・・
冷や汗が流れそうになるのと、完璧に崩した顔を隠すため、下を向いて手をぎゅっと握りしめる。
なんて言われるだろうか。悠里は意外と鋭いから絶対に誤魔化しは効かないだろう
「やっぱり、そっちが素なの?」
「え?」
発せられた言葉は俺の想像していたものと全く違った。
最初のコメントを投稿しよう!