入学式の来賓は 4

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「ど、『どうか先生に気にすることないとお伝えください』と言ったんです!」  苦し紛れに答えたが、あまりの強い言い方に (言い間違いを指摘されて、逆切れ?!)  状態になった。慌てて校長は 「す、すみません! よく聞こえずに勘違いを……! 平にご容赦を!」  と、ひたすら謝るのだった。  (さすがに保健室に押しかけるのは悪いわね……)  と前田は諦めた。 (ま、いっか。今回は網膜に焼き付けた素敵画像の話を、中位さんにしちゃおう! きっと一緒に萌え萌えしてくれるわ! うふふのふー!)  こうして前田は、ラノラー将之との萌えトークを楽しみに教育委員会へと帰っていった。
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