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愛してる1
伊織の両手が桐栄の細い背中に周りギュッと抱きしめる。
「い……おりさ……」
伊織は桐栄を見つめた。そして片手を首の後ろにスライドさせ桐栄の唇に口付けをした。
「んん……」
止められない想いが溢れ出し、貪るように舌を吸い上げその体を反転して押し倒す。
「意識を失っている間も夢の中でお前の事ばかり考えていた」
そう言って桐栄の唇を啄む。
「お前を……愛している」
そして再び唇を啄む。
【伊織さんが‥…僕を……愛してる?】
「繁華街でお前を見掛けて俺はお前に興味を持った。そして圭吾の担任として再び現れたお前に……惚れた。堅気のお前にこの俺が……」
「伊織さ……」
桐栄の首筋に甘く噛み付く。
「お前が親の借金で"身売り"を迫られ俺はそれを利用した。お前をどうしても手に入れたくて。借金を理由にお前の体を開き犯した。俺こそ"最低な人間"……」
「違います。それは……違う」
桐栄は伊織を見つめた。
「僕は貴方に"救われた"のです。貴方のこの大きな手に。何度も何度も……」
その伊織の手に細い指を絡めた。
「僕こそ貴方に惹かれていました。だから……抱かれる事は"苦痛"ではなかった。苦痛どころか……まして"幸せ"を感じていました。ずっとこのままで居られたらと……何度も何度も思っていました」
「桐栄……」
「貴方が‥‥好きです。愛しています……伊織さん」
桐栄は伊織の背中に手を回す。
「抱いて……抱いて下さい。貴方のやり方で抱いて……」
伊織は首筋にキスしながら桐栄の浴衣の帯をスっと解いた。そして現れた2つの可愛い突起を指と舌で捏ねる。
「あ‥‥伊織さん」
もう片方の手が下着の上を這い、中へ入って直接触れる。
「ん……」
手でゆっくりと扱われ大きくなったモノが伊織の口の中へ吸い込まれた。
「あぁ……」
伊織は桐栄の反応を見ながら急所を攻めてくる。
「伊織さんが……欲しい。伊織さんの太い指で……お願……い」
伊織は片手で桐栄のモノを掻きながら唾液で指を濡らした。そして桐栄の蕾にも唾をつけると中指を差し込んだ。
「あぁっ」
桐栄は身悶える。グジュグジュと根元まで入れられ、伊織は指先で桐栄の前立腺を引っ掻いた。
「あっ、だめ……それ……だめ」
「何度でもイかせてやる」
更に指を増やし撫で上げた。
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