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愛してる2
桐栄のペニスから濃い液体が腹に向かって飛び出した。それでも伊織は掻く手を加減してはいるものの継続する。
「だ……め……」
ヒクつくその場所に桐栄の出したばかりの精液を使い、滑りをよくすると伊織は3本に指を増やしてグイッと桐栄の中に入れてきた。
「ひぁっ!」
「もう少し‥‥声のトーンを落としなさい。圭吾が起きる」
そう言いながらも激しく突き上げる。
「そ‥‥そんな……。無……理。んんっ」
桐栄は布団のシーツを握りしめ口元に持っていくと口をシーツに押し付けて声を掻き消した。
「あっ……」
再び起き上がった桐栄のモノからポタポタと白い液体が溢れ出る。
【何度愛し合っただろうか。もう分からない。ただ……幸せ過ぎて。貴方とこうしている事が…‥嬉しくて】
____________
「痛てぇ。煙草吸いてぇ」と駄々を捏ねる男が1人。
「梶……。ほんとにお前は痛みに弱いなぁ?どんなに逞しくなってもそれだけは小さい頃から変わってないんだから。あと煙草はだめだ。片方しか……もう肺無いんだから。煙草はこのまま止めてもらう」
「……ヘビースモーカーのこの俺に禁煙?!生き地獄じゃねぇかぁ。相良が鬼に見えるぜ」
「……誰が鬼だってぇ?」
そう言って睨みつけると、梶が相良のネクタイをグイッと引き呟く。
「口、寂しいんですけど?」
「……禁煙パ〇ポでも買ってきてやろうか?それかガムでも……んっ」
梶の唇が相良の唇に吸い付き、驚いて逃げようとする相良の手首を大きな手が掴む。
「な……何をするんだ」
「だから口、寂しいって……」
「んっ……んんっ」
相良の舌に梶の舌が絡みつく。
「ちょっ……。このでっぱりは何だ?」
相良の跨ぐ足の下で何やらテントを張る物体。
「こっちも口寂しいって。あは。あはは」
「馬……鹿」
相良は赤くなり、梶の上から降りて慌てて部屋から出て行こうとする。梶はその後ろ姿をじっと見た。
【いつも見ていた相良の背中……。もう見ているだけなんて耐えられねぇ】
「あっ!……つっ」
急に梶は左胸を押さえて蹲った。
「か……梶?」
振り返って駆け寄り伸ばした相良の手を梶が再び捕らえた。グイッと引いてその体を組み敷く。
「騙したな?」
「なぁ……。マジ俺のもんになってくんね?」
そういうと見つめる。
「お前のモノになんてなったら‥‥身が持たない」
カァッと相良が赤くなってその目をそらした。
「手加減…するって。ただ28年分の想いは……遂げさせてくれよな?」
「ほんとにお前はいつも強引……なんだ……から」
2人は互いの唇を貪りあった。
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