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第5話 コソ泥討伐
僕の地元の民家に泥棒が入ったらしい。
最近そういう事件が、町の中で頻発しているらしい。
面倒になるから黙っていたのに、どこからか聞きつけた幼馴染達がやってきて、勝手に解決にのりだしてしまった。
なんだかんだ流されてる事が多い僕は、初心に帰って然るべき組織に任せろというのだが、聞く耳をもたない。
馬鹿の方は興味本位だけど、お嬢様の方は誰かが解決してくれるのを待って何もしないのはよくないの、とのことだ。真面目か!
そういうわけで、いつのまにか猪突猛進型幼馴染達のお目付け役になっていた僕は、彼らに同行する事になった。
町を巡回する幼馴染ズ。
さっさと飽きてくれ、と思っている間に偶然にも目の前に民家の中で一仕事し終えたコソ泥と遭遇。
いー天気ですね窓からこんにちは、くそ野郎。
珍しくストレスがたまっていた僕は、幼馴染ズをおいてコソ泥を殴り倒した。
いざという時になぐって説得するために鍛えたこぶしで。
「ヨルン怖っ!」
「……っ」
コソ泥を一秒で縄で縛って転がした後は、震える馬鹿と無言で青ざめるお嬢様にお説教フルコースをさく裂させた。
幼馴染(お嬢様)&幼馴染(馬鹿)
功績・雑魚魔物ハンター、弱い者いじめ討伐者、怪しい薬売り、間抜けなコソ泥
称号・猪突猛進型コンビ
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