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4⃣
私の中の私…かぁ…。
私、強くなれてんのかな。
ま、いっか。
とりぁぇず強くなった私に
おめでとう。
ソシテ…
ありがとう。
誰にでも「自分」は二人いる。
姿を見せない「自分」は自分の弱いところを全て知っていて、
自分がピンチの時に助けてくれるんだ。
じゃあ
私は何度「私」に助けられてるんだろう。
きっと今回だけじゃない…
そう思った。
「風邪ひくよ。帰ろ。」
「ぁ、ぅん!」
帰り道。
つないだ手は冬の寒さも忘れさせる暖かさだった。
(この時が…永遠に続けばいいのに…)
こんなことを考えながら、
私はあの人の手を
強く握りしめていた。
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