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01 私の名はヴィヨレ
私の名はヴィヨレ。瞳の色は紫色をしているからいつしか仲間の間でそう呼ばれる様になった。本当の名前? それは秘密よ。だって本当の名前を教えるのは心身共に結ばれる相手だけって、この世界では決まっているの。
私の職業は剣士。「女のくせに?」だなんて、馬鹿な事を言わないで。田舎者って言われるわよ。この世界は冒険者で溢れているの。懸賞金がかけられた魔物を倒して町から町へ、国から国へ旅をしながらお金を稼ぐ。職業は様々よ。剣士、闘士、暗殺者、傭兵、魔法使い、導師、槍使いに……うん、切りがないわね。面倒くさくなってきたわ。
剣士である私は、数ヶ月前からビキニアーマーを身にまとって戦っている。紫に輝くビキニアーマーは長身の私にピッタリで最高にきまってるのよ。
肌の露出は多いけど、寒くもないし暑くもないし。しかも毒耐性があるから、毒の沼にはまったって平気なの。毒に犯されると歩くだけで体力を奪われるの。知らないうちに命を落とすのよ。知ってた?
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