錯誤

1/3
前へ
/25ページ
次へ

錯誤

 詩を見せて、死ぬのをやめてくれるんだろうか。時間稼ぎになるのかすら、分からない。もしかしたら、酷い批評を受けて、こっちが死にたくなるかも……うん、あり得るぞ。 「これ、なんだけど……」 「……」  白河さん、ポカーンとしてる。  え、そんなに珍しい? 詩を書くことが? 「これが……し?」 「はい、そうです。まぁ、未完成だけどな……」 「そ、そう……とりあえず、読んでみる」  俺が書いた詩を見ただけで、こんなに戸惑う?  なんか……ショック……。
/25ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加