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「そういえば……なんで、ピンクパールが好きなの?」
「……!」
なんか……顔を真っ赤にしているな……。しかも、下を向いてる。これって、怒ってる?
「なんか……ごめん。怒らせた?」
「……怒ってない」
いや、怒ってるでしょ。静かな怒りを感じますよ?
「ちょっと……トイレ……」
足早に、部屋を出て行く……。そんなに、漏れそうだったのか?
「ピンクパール……確か、意味は……」
え……これって……まさか!
意味を思い出したタイミングで、白河さんが戻ってきた。まるで、狙ってたかのように……。
「やっぱ、怒ってる?」
「……何も言わないで」
「……」
さっきほど、赤くはない。でも……ピンクパールと同じくらい、頬は染まってた。
もう少しだけ、この時間を楽しみたいな……。
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