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「ごめん、それは知らない……」
今度こそ、終わった。もう、バレた。これはもう、誤魔化せないでしょ。
「うん、そうだよね。これは、知らない人も多いから」
……恋のキューピットでもいるんだろうか? なんか、とんでもなく、運が良ぞ……! このまま、白河さんと結ばれるとか! それはないか……。
「明日の6時、うちに来て」
「ん? え?」
「これ、住所」
彼女は、メモを渡してきた。ポケットからそのまま出した……ということは、最初から渡すつもりでいた!?
「絶対、来て」
「わ、分かった」
キューピットよ、お前ってやつは……。本当に良いやつだなぁ! どっかの逃げ男と違ってさ!
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