堕天使との契約

自転車を家の前に置き、ドアを開けると男の人の靴があるのに気づき、そっとドアを閉めてから、自転車を押しながら、近くの公園へと向かう。

いつもなら、私は仕事をしている時間。

ママは男の人を家に入れて何をしているのかな？

再婚したらどうしよう？

いつだって、私が考えると答えの見つからない無限ループになる。

ママの事が嫌いなら、きっと琉果が言った契約を交わしていたのかも知れない。

だけど、嫌いになれないから苦しいんだ。