1人が本棚に入れています
本棚に追加
「戦いだー!兵士たちよ、剣をとれー!」
「うぉーーー!」
それに感づいたお妃様は、
城中にいる召使いの女性たちを
自室に集めました。
「王にぶたれましたの」
「まぁ酷い。なんてこと!」
集まった女性たちは同情しました。
泣くお妃様の横で側近がお妃様を宥めながら
言いました。
「あの方たち、なにやら威勢よく唸り声をあげていますわ。私たちも戦いましょう」
「おーーー!」
王様は城中のものを呼びました。
「皆のもの、王座の間に集まれ!!」
王座の間には王様側の兵士と
お妃様側の召使いたちが
向かい合って列をなしていました。
その列の一番奥側に
王様とお妃様が立っていました。
最初のコメントを投稿しよう!