王様 VS お妃様

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「皆のもの、よく聞け、 此度の件において、私は心底詫びた。 しかし!謝っているものにさらに泥を塗り付けるようなその行為。如何なものかと......」 王様はそう言って、お妃様の方に 節目がちに目をやりました。 お妃様は前を見たまま言いました。 「私は、貴方様に何度も何度も懇願いたしました。私が着替えている最中にも部屋のドアを開けていかれ、私は心中えぐられる想いにありました。私を大切に思ってくださっているなら、そのように開けっ放しにはなさらないとおもうのですが」 「ウゥホン」 王様は咳払いをし、兵士と召使いたちがいる方を向きました。 「仕方ない。分かり合えない場合は力を持って示すのみ。それが王というものだ」 「兵士ども!かかれ!!」 その時です。 1人の兵士が王様に喋りかけました。
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